友人がアメリカで玉突き事故に遭い、無責なのに全責任を押し付けられそうになりました。
外国人であるということもあり、アメリカでの交通事故は要注意です。アメリカにいるからこそ、ドライブレコーダーを搭載することが重要です。
本記事では私たちが自動車事故に遭った時の経験談と友人が事故に遭って有責にされてしまったときのエピソード、それらを踏まえた上で事故遭遇時の流れと対策とドライブレコーダーの選び方を紹介します。
Disclosure: 記事中の一部リンクにアフィリエイトリンクが含まれます。詳しくはこちらをお読みください。 完全な不注意による衝突事故でした。乗客は全員無事でしたが、レンタカーの車軸が曲がりました。廃車になったかもしれません。 その時は保険に入っていましたし、有責でしたのでトラブルはありませんでした。ですが思い返してみると、警察は私たちからまともに聴取していませんでした。事故の内容によってはトラブルになっていてもおかしくなかったと思います… 友人の車は3台の玉突き事故の真ん中にいました。ごっつい車に挟まれて廃車になってしまいましたが(ごっつい車はかすり傷)、人はむち打ちだけで済みました。 一番前にいた車の衝撃が1回だったという証言からも、一番後ろの車が有責であることは明らかでしたし、友人も後ろから追突されたという証言をしていました。何も問題なくポリスレポート作成が終わったと思われました。 警察も、ごっつい車に乗ったガタイのいいアメリカ人と小さい車に乗ったヒョロヒョロしたアジア人だと、アジア人が悪いと最初から決めつけているようなところがあったみたいです。自分たちの聴取はろくにきいてなかったと言っていました。信じられないですが、アメリカではあり得る話です…(コメントをいただいたので追記しますが、友人の夫はアメリカで育ったネイティブなので英語力の問題ではありません。) 私が住んでいる辺りは田舎ではありますが、普通に生活している分には差別を感じることはありません。ですが、何かトラブルがあったときや何かの拍子に差別を感じることはあります。こういうのは外国で生活することのデメリットだと思いますが、自分たちにできる対策をしておくことが重要になります。 事故後の対応は基本的には日本と同じです。 警察を呼ぶことが大前提ですが、アメリカでは自動車保険への加入が義務であるにも関わらず保険に加入していない人が結構います。無保険者保険というものが存在します(相手が保険に入っていなかった場合の保険)。そしてひどい場合は無免許であったり盗難車であったりすることもあります。警察が到着する前に車を放置して逃走される可能性もあります。私はこのケースを目の前で2回も目撃しました…ですが、あまり無理をせず自分の身を第一に考えてください。そのときのエピソードはこちら。 その後警察が双方の言い分をきいてポリスレポートを作成するはずなのですが、何故か片方の言い分しか聴かないことがあります!!外国人だからかもしれません…私たちの場合は双方の言い分が一致していたので問題になりませんでしたが、警察からほとんど聴取もされずに事故のレポートが作成されていました。何が起こったのかよくわからないうちに片付いていました。後から電話があるのかな、と思ったくらい。 特に自分たちに過失がない場合は後々トラブルになることもありますので、警察がレポートを作成する前にしっかりと自己主張し、その場で双方が納得していることが大事です。 ポリスレポートをもとに保険会社が負担額を決定するので、下手に謝ったりせずにしっかりと自己主張をし、事実を述べるようにしましょう。アメリカの警察官はボディカメラを装着しているため、レポートが間違っていた場合に、その時の発言が後に証拠となる場合もあります。 有責の場合は、相手が加入している保険会社から直接電話がかかってきて、自分たちで交渉する必要があります。ここが日本と大きく異なる点です。Geico, Progressive, State Farmなどがアメリカで一般的な保険会社ですが、自分が加入している保険会社は相手の保険会社と交渉してくれません。人身事故など大きな事故であれば話は別かもしれませんが、廃車程度では全く相手にしてくれません。優しい担当者に当たったとしても、アドバイスをくれるだけです。そして相手の保険会社はとても高圧的です。 どちらも簡単にはいきません。警察が間違いを認めてくれるかどうかは担当の人次第です。弁護士を雇ったとしても映像記録がない場合は証拠がないので主張が通る保証はありません。そして防犯カメラに映像記録があったとしても、記録を購入する必要がある場合がほとんどです。 弁護士を雇っても時間と手間と費用がかかりますし、無事に有責でなくなったとしても成功報酬を支払うことになります。さらに州によって法律が異なるので、その州の法律に詳しい弁護士でかつアジア人の味方になってくれるような弁護士を探さなくてはなりません。 友人は弁護士に無料相談したり、私も一緒に色々と調べたり知人に聞いたりしたのですが、この時点で望みは薄く、もう諦めてかけていました… 結局数週間後にその時の担当の警察官に直接電話することができ、奇跡的にボディカメラの内容を再確認してポリスレポートの内容を訂正してもらえたので、無事免責になりました。数週間はいろんな所に電話をかけたり保険会社から催促の電話が頻繁にかかってきたりしていたので、本当にストレスだったと思います。 結果的には笑い話になりましたが、時間と労力は戻ってきません。こんな思いはできればしたくありませんし、警察官次第では泣き寝入りになっているところでした。その場合はレンタカー代、前後の車の修理代、廃車の処理等が全て自分たちの保険から支払われ、保険料も上がっていました。それに車の購入が加わるのでかなりの出費です。 そんな時でもドライブレコーダーがあれば悩まされることはありませんでした。相手が嘘の証言をする場合もありますので、映像が証拠として残っていれば(外国人であっても)強く主張することができます。 「アメリカにいるのは数年、もしくは何年いるかわからないから」という理由からか、ドライブレコーダーを搭載していない人が私の周りには多いのですが…ドライブレコーダーは帰国してからも使用できます。アメリカに住んでいるからこそ、持っていない人は購入を強くおすすめします。 まずは私が使用したドライブレコーダーを紹介します。 このリンク先のものは、カメラが前方のみになりますが、コスパと画質と機能のバランスが良かったです。現在は私の両親が使用しています。Ankerが好きなのでAnkerのものを買っておけば良いと思っているところもあります… その後、後ろのカメラもしっかりと付いているこちらのドライブレコーダーを購入しました。日本語もなぜか入っています。少し高いですが評判がすごく良かったので買ってみました。 使用方法は、後ろ用のカメラを後ろの窓ガラスに装着し、バックミラーに後ろのカメラの映像を再生するスクリーンを取り付けます。最初カメラの映像を見るのはどうかと思ったのですが、 という点から買って良かったと思います。 ドライブレコーダーを選ぶ際には以下の項目に着目して選べば良いと思います。 事故遭遇直後、ましてや外国では冷静でいることは難しいと思います。ただでさえ交通事故の多いアメリカ、事故に遭うかどうかはもはや運なのではないかと思っています…後々トラブルにならないよう、しっかりと心構えをし、対策をとっておくことが重要です。 ※州により法律が異なります。また、本記事は自動車事故の対策方法のすべてを記述したものではありません。アメリカでは相手が保険に入っていないケースも多く、今回紹介した対策方法が当てはまらない場合もあります。また英語に自信がない場合は、通訳や弁護士の連絡先も控えておくことをおすすめします。 関連記事はこちら↓↓↓
アメリカでの自動車事故【経験談】
自分たちが運転するレンタカーで事故に遭った
レンタカーの保険に入っていたので自己負担額はゼロでしたが、保険の詳細な内容までは把握していなかったのでしばらくはドキドキでした。
レンタカーを借りる際は必ず保険を追加するよう気をつけてください。友人の車が廃車になった&責任がないのに有責にされた
ちょうど赤ちゃんを保育園に送った直後だったことだけが不幸中の幸いでした。
ところが後日、一番後ろの車が加入していた保険会社から連絡があり、全責任が友人にあると言い出したそうです。どうやら警察が作成したポリスレポートには、友人の車が急ブレーキしたことにより後ろの車が衝突し、さらに前の車にも追突したと記載されていたようです。寝耳に水です。アメリカで交通事故に遭遇した時の対策
まずは人と車の安全を確保します
警察が到着するまでに
その他注意点
ポリスレポート作成時の注意事項
交通事故で有責となってしまった場合
※保険会社が交渉してくれる所もあるかもしれません。弁護士を雇った場合はそのやり取りを任せられます。ポリスレポートの内容に納得がいかない場合にできること
友人の場合【経験談】
弁護士に依頼しても免責になる保証がなかったので、泣き寝入りしようとしていました。ドライブレコーダーがあればすぐに解決していた
ドライブレコーダーの選び方
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