子育て向いてないぼっちゃんママの研究記録

アメリカで共働き。東大卒、元大学教員の研究者。子育てには向いていませんが、楽しむ努力をしています。

治療感ゼロで可愛さアップ!ヘルメットを自分でデコレーション!

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治療用ヘルメットは白いままでも可愛いのですが、どうしても治療している感が出てしまいます。私が通っていたのはアメリカのCranial Technologiesという会社ですが、デコレーションすることを推奨されました。デコレーションは楽しいですし、仕上がりはとても可愛くなりました!他にも予期せぬ良いことがたくさんありました。

ぼっちゃんのヘルメット治療がようやく終わりました。治療レポートの詳細については別記事でまとめますが、本記事ではヘルメットのデコレーションのメリットや方法を絵付きで詳しく解説したいと思います!

ヘルメット治療完了の記念撮影です

ヘルメット治療、卒業おめでとう!

Disclosure: 記事中の一部リンクにアフィリエイトリンクが含まれます。詳しくはこちらをお読みください。

 

ヘルメット治療に関して

日本でもヘルメット治療をしている子はいますが、アメリカに比べると普及率はまだ低いようです。こちらでは知り合いの知り合いは誰かしらやっているレベルなので、すぐに相談できる環境にありました。

赤ちゃんの頭の歪みや顔の非対称を心配している方、赤ちゃんに向きグセや斜頸がある方、自宅でできる予防方法を知りたい方、ヘルメット治療を考えている方、既にヘルメット治療を始めていて不安がある方、周りの理解が得られずに困っている方などは以下の記事をご覧ください。

赤ちゃんの頭の形が悪い! ヘルメットで矯正した方が良いの?頭の形の変化以外にもメリットが!
赤ちゃんの頭の形が悪い!【 原因と予防】家でもできる対策 
赤ちゃんの頭の形が悪い! アメリカでのヘルメット治療の流れ

 

デコレーションは難しくない!

ヘルメットのデザイン例。ピカチュウ

1つ目のヘルメット(ピカチュウ)

ヘルメットのデザイン例。スイカといちご

2つ目のヘルメット(スイカといちご)

デザインはあまり凝ったものではありませんが、結構気に入っています。絵を描くのは苦手ですし美術の成績は良くなかった私ですが、道具を手に入れて手順さえ頭に入っていれば、ちゃんとできました!

1つ目のピカチュウは思いつきです。2つ目のスイカのデザインはもうアイディアも尽きたので、動画を参考にして少しアレンジしたものです。シールなどは使わず全て手で描きました。

 

デコレーションするメリット

道具を揃えたりデザインを考えたり描いたり…楽しかったですが、手間はかかります。ですがそれを上回るメリットがありました。

よく話しかけられる

知ってる人にも知らない人にも「あら、可愛いわね!」と話しかけてもらうことがたくさんありました。「私が描いたんだよ」って言うと、驚いてさらに褒めてくれるので素直に嬉しいです。話のきっかけにもなって良かったです。

可愛さ補正

ヘルメットなしでも可愛いのですが、ピカチュウのヘルメットの頃は眉毛がキリっとしていたのでピカチュウで可愛さ補正がかかっていた気がします(失礼)。ぼっちゃんは寝ていてもピカチュウとは目が合います…
ぼっちゃんは赤系の色が似合う(と勝手に思っている)ので、2つ目のスイカといちごのヘルメットもよく似合っていました。

それぞれの赤ちゃんに似合う色を塗るだけでも可愛いです。その方がむしろ洋服は合わせやすいかもしれません。

良い思い出になる

治療している時は通院が大変だったり、特に夏だと蒸れるので温度管理がいつも以上に大変だったりします。ですが過ぎてみれば良い思い出になります。
ヘルメットのデザインのテーマに合った記念撮影をして遊びました。ピカチュウの時は、ポケモンGOのARモードでピカチュウとコラボしました!

ヘルメットのテーマに合わせて記念撮影

ビーチにて。いちごは握り潰してしまうのでスイカだけ。洋服はいちご柄。

自信がつく・自慢したい

Doc Band Parent community(Facebookのグループ)で度々言及されるのですが、ヘルメット治療をしている人の中には「これは何?」「どこか悪いの?」と訊かれるのが嫌な人も結構いるようです。中には心無い言葉をかけてくる人もいるそうです(そんなの必要ないとか可哀想にとかそういう類のものです)。

デコレーションをすれば治療感がなくなってアクセサリー感覚で楽しむことができます。嫌な質問もある程度回避することができますし、自分たちがそのヘルメットを気に入っていれば、自信を持って事情を説明することができるようになります。むしろ自慢したくなります。

ヘルメット治療をしているのは自分の子どものことをよく考えて大切に思っている証拠です。何も後ろめたいことなんてありませんので堂々としていれば良いのです。

 

ヘルメットのデコレーション方法

まず最初にデザインを決め、必要な色の絵の具やペンを購入します。準備するものと実際の手順を紹介します。

準備するもの

デコレーションに使用した道具はAmazonとHobby Lobbyで揃えました。

デコレーションに使用した道具

アクリル絵の具

上からMod Podgeでコートするので基本的には何でも良いのですが、気になる人は赤ちゃんにも安全に使用できるものを購入しましょう。Apple BarrelFolk Artをオススメされたので、希望の色があった方を購入しました。
※私が使用した色は、ピカチュウ:Apple BarrelのGolden Yellow (21395)、スイカ:Fold ArtのSeashell Pink (2485), Apple Red (2548), Apple Orchard (2241) です。
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デコレーション用のペン

文房具屋であればお店の人にきくとすぐに教えてくれます。ガラス用のペンなど紛らわしいものが近くにあるので注意しましょう。
使用したのはUchidaのDecoColorです。インクが少し出過ぎることがあったりと特別良かったわけではありませんが、色はしっかりと定着します。太さは中くらいでした。
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Mod Podge(ニス)

アメリカではこれのほぼ一択のようです。クリアタイプとマットタイプがあるのですが、私は艶を出したかったのとデザインを強調したかったのでクリアタイプ(オレンジ色)を使用しました。在庫がなかったので16 fl oz のものを買ったのですが、ヘルメット2個分たっぷり使用しても2 fl oz (約60 ml) しか使用しなかったので、一番小さいサイズで良いと思います。
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絵の具用(太さはデザイン次第)、Mod Podge用(大きめの方が楽)
デザインにでこぼこ感を出したい場合は、スポンジ筆があると良いです。スイカの赤い部分はスポンジ筆を使用しています。また背景色もスポンジ筆を使用すると、普通の筆よりもムラなく塗ることができます。
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絵の具を出す皿など

何でも構いません。プラスティックでもお皿でも。パーティー用の使い捨て皿を使用しました。

アルコール

ヘルメット消毒用にアルコール(イソプロパノールもしくはエタノール)を使用しますが(消毒方法はこちらの記事で詳しく記載)、同じもので大丈夫です。デコレーションをする前にヘルメットを拭いて汚れをとるのと下書きを失敗した時に消すのに使用します。

Sharpie(油性ペン)

油性ペンで下書きをします。なるべく細いものが良いです。 

 

全てのものがすぐに手に入るのはHobby Lobbyのような店だと思います。Amazonの方が安いものもありました。Walmartや近くの美術用品店・工具店などでも手に入ります。探してみてください。
油性ペンやアルコールなど既に持っていたものは除きますが、道具は全て買っても15〜20ドル(約2千円)程度でした。

 

手順

2個目のヘルメットはこの動画のデザインを真似ました。イメージも湧きやすいので先にこの動画を観ておくことをおすすめします。

  1. アルコールを含ませた紙でヘルメットを拭き、皮脂などの汚れを落とす
  2. 研磨する場合は、やすりを使用し軽く表面を削る
    Cranial Technologiesは推奨していませんが、色が定着しやすいようです。私はしませんでした。
  3. 油性ペンで下書きをする
    失敗したらアルコールを使用して消します。多少跡が残りますが問題ありません。下書きは色を塗った後でも見えます。

    ヘルメットのデコレーションの下書きと色付けをしているところ。

    作業工程:下書き〜色付け
  4. 背景色を塗っていく
    エッジ部分も丁寧に塗ります。デザイン部分は多少色が重なっても問題ありませんが、なるべく避けた方が良いです。
  5. デザイン部分を塗っていく
    スイカの皮の模様は、濃い緑色を買わずに赤と緑を混ぜて茶色〜金色っぽくしました。
    スイカの赤色部分はスポンジ筆を使用しています。細い部分は串を使用したり、テープで細く固定した筆を使用したりしました。バンド部分は塗っても塗らなくてもOKです。私は塗りました(白だと汚れが目立ちやすいようです)。

    ヘルメットのデコレーション。色付けとMod Podge(ニス)塗り

    作業工程:色付け続き〜Mod Podge(ニス)塗り
  6. 20分乾かしたら絵の具の2度塗りをする
    乾燥中は筆や絵の具をラップでカバーしておくと良いです。
  7. 字や細かい部分のデザインをペンで描く
    デザインが崩れるのでタッチは弱めに。スイカの種と文字(ぼっちゃんの名前)を黒と白のペンを使用して描きました。
    ピカチュウはベースの黄色以外は全てペンで描いています(黒、白、赤、茶色を使用)。
  8. Mod Podgeを5回塗る
    エッジ部分も丁寧に塗っていきます。各間隔20分以上乾燥し、最後は40分以上乾燥させます。バンド部分も塗りますが、コートするのは表面だけにします。裏面(ヘルメットに接している面)にも塗ってしまうと、ヘルメットに接着してしまいデザインが剥がれてしまうことも

 

コツ

直線や円を描く場合は、適切な道具を使用した方が綺麗に仕上がります。手書き感を出したい場合は使用しません。

直線は、その辺に適当なものがなかったのでテープを何重にも折ったものをカーブに沿うように当てて使用しました。円はチューブの蓋などを使用しました。

 

注意点

絵の具を使用すると、マニキュアと一緒で完全に乾くのには時間がかかります。表面は乾いていても、しばらくは強く押し付けられた場所のデザインが崩れる場合があります。

Mod Podgeはしっかりと塗りましょう。しっかりと塗っても数ヶ月間使用しますし、ヘルメットをベッドなどによくぶつけていたので剥がれてしまった部分がありました。幸い目立たなかったので放置しました。

ヘルメットを送って個人や業者にデコレーションを依頼することは可能ですが、Cranial Technologiesはその方法を推奨していません。ヘルメットは繊細な医療器具なので輸送が心配なのと(アメリカの配送は雑な場合が多いです)、治療中はヘルメットを1日23時間着用する必要があります。

 

所用時間

集中せずに何かをやりながらだったので午後まるまるかかりました。乾かす時間が長いので、テキパキやっても3時間はかかります。1個目のヘルメットの時、デコレーションが終わってすぐ就寝時に着用したら一部デザインが崩れてしまったので、2個目の時はその日は着用せずに寝かせました(本当は夜着用するのも重要なのでダメ)。

 

絵の具で描く以外の方法

市販のWrapやシールを買って、貼り付ける方法もあります。Wrapのカスタマイズも受け付けているようです。

Wrapの購入方法

Wrapを購入する際に皆がよく使用しているサイトを以下に挙げておきます。

スヌーピーのデザインなど個人的に惹かれるものはあったのですが、Wrapの貼り付けをお願いする場所を探すのが面倒だったので自分で描いちゃいました。結果的には自分で描いたものにすごく愛着が湧いたので良かったと思います。

Wrapの貼り付け方法

Wrapの貼り付けを自分でやる場合はこちらのPrecision Signs, Incのサイトを参考にしてみてください。

Wrapの貼り付けを無料でやってくれる場所もあるようです(車など他の目的でWrapを請け負う業者が好意でやってくれる場合があるそうです。自分で探して電話してみるか、FacebookグループのDoc Band Parent communityでお住まいの場所の情報を得られます)。

シールの使用

シールは一番楽かもしれません。Wrapと同様カスタマイズしてくれる所もありますし、AmazonやWalmartなどでも簡単に手に入ります。ベースの色を塗るだけなら簡単ですし、白のままでもオッケーです。シールが剥がれないようにシールの上からMod Podgeを3~5回コートした方が良いようです。
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最後に。私からのメッセージ 

治療用のヘルメットをゲットした方は是非デコレーションにチャレンジしてみてください!楽しいですし、良い思い出になります☆

デザインのアイディアはFacebookグループやCranial Technologiesでもらえるカレンダー写真などを参考に考えてみると良いかもしれません。はらぺこあおむしなど子どもが好きな絵本からテーマを選んでカスタマイズをお願いしている方もいました。飛行機の操縦士やミニオンなど他にも色々と可愛いデザインがありました。もちろん私のデザインを参考にしていただけたら光栄です。

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