私は子どもをもつ前から子育ては向いていないだろうなと思っていました。ぼっちゃんを育てて9ヶ月が経った今でもやはり向いていないと思います。自分が子育てに向いていると思うことは永遠にないでしょう。
漠然とそう思っていましたが、じゃあ自分が思う “子育てに向いてる人” ってどんな人なんだろうって考えてみました。すると「子育てに向いてない」って思うのは何故なのかが見えてきました。
自己分析と子育て向いていないと思っている人に向けてのメッセージです。もし子育てに向いていないと落ち込んでいる人がいたら、私の場合を例に何でそう思うのか一緒に考えてみてください。落ち込む必要なんかなくて、ちゃんと子どものことを考えている証拠だということがわかります。
- 私が思う子育てに向いている人とは?
- こんな人いる?
- なぜ自分は “子育てに向いてない” と思うのか?
- ひとつだけ確かなこと
- 落ち込むことではない
- 子育てをする上で気をつけなければならないこと
- 長い目でみて大事なことは何か
- 最後に
私が思う子育てに向いている人とは?
- 子育てに自信がある
- 子どもが好き
- 子どもから好かれる
- 常に子どものことを考えている
- 子どもとずっと一緒にいても大丈夫
- よく子どものことを話している
- 子どもの成長や発達に合わせた遊びや教育を適切にできる
- ずっと笑顔で子どもに接している
- オムツ替えや離乳食作り、その他諸々をめんどくさいと思わない
こんな人いる?
私が思う子育てに向いてる人は、こんな感じの人です。書き出してみると、こんなの全部当てはまる人いるの?ってくらいすごすぎることに気がつきました。
子育てが好きかどうかは別として、「子育てに向いている」と自分で思っている人は少ないかもしれません。自信がある人、もしくはプロかと…。他の人からしたら「自分では向いてるって言ってるけど別に向いてないのでは?」って思うような人もいるかもしれません(自分の理想像と違うからそう思うだけです)。
該当者を一人だけ知っている
私が考えた項目すべてに該当するのは、ぼっちゃんの保育園の先生みたいな人です。その先生はどの親も認める本当にすごいプロ中のプロで、兄弟・子ども・孫がたくさんいて、10代の頃からずっと子どもの面倒を見ていて、自分でも「神様は、子どもたちのために私をこの世に送ったんだ」と言っています。コロナショックで子どもたちに会えなくなりそうになった時は、精神的に落ちこんで泣いてしまったそうです。いろんなものを超越して生きがいのレベルです。本当にすごすぎて理想にすら届きません。
自分の親が理想?
全てが当てはまるとは思いませんが、母は自分の理想に近い感じだったんじゃないかなって思います。勝手にそう思ってるだけで、何となくそうであってほしいという希望も含まれている気がします。本当のところはわかりませんけどね!感謝してます。
なぜ自分は “子育てに向いてない” と思うのか?
単純に、自分が思う “子育てに向いてる人" の逆ってことです。
- 子どもにとって良いことができているのか自信がない
- ぼっちゃんのことは好きだが、別に子どもが好きなわけではない
- 親戚や友人の子どもに会っても、どう接すれば良いのかわからず戸惑う
- 自分の時間をすべて子どもに費やしたいとは思えない
- 離れている時間があるからこそ可愛がれる
- 子どものことは悩みがあれば話すが、あまり話題にはならない
- 幼児教育や遊びと言われても何をしたら良いのかわからない
- わからないことが多すぎる
- 人から言われて気づかされることが多い
- めんどくさいと思うことが多い
他にも細かいものはたくさんありますが、客観的に見るとそんなに悪いことばかりじゃない気がしてきます。そもそも他の子どもは自分の子どもの子育てに全く関係ないのに、どうして項目に含まれるのか謎です。親だから全ての時間を子どもに捧げなければいけないわけでもありません。わからないことがたくさんあるのは、プロじゃないし、今まで子どもの世話をしたことがないので当然です。子育てと言っても子どもの相手をすることだけではないので、正直なところ面倒なことは多いです…
ひとつだけ確かなこと
子育てにちゃんと責任を持って、頑張りたいと思っていることは確かです。だからわからないことを知ろうとするし、悩みもあるんです。
落ち込むことではない
向いてないと思うのは悪いことじゃない
産後は精神的にも不安定になりますし、忙しくて思うようにいかず「自分が子育て向いていないからだ」と落ち込む人もいるかもしれません。子どもの成長や発達も気になりますし、他人と比較して自分たちにできていないことを探してしまうかもしれません。
でも大丈夫です!なんで自分が子育てに向いていないと思うのかは、単純に自分の理想像の裏返しあって、子育てに向いていないと思うことは子どもにとっても親にとっても必ずしも悪いことではありません。
子育てをちゃんと頑張りたいという思いの裏返し
自分の子どものことを大切に思っているからこそわからないことがたくさんあって、いろいろ考えて、自分は向いてないんだって思ってしまうものです。でも自分が向いていないと思う理由を書き出してみると、ちゃんと子どものことを考えていることがわかります。それと同時に、どうでもいいことを気にしていることもわかりました。
家事に向いていない・仕事向いていないとは全く別
これらとは全く別ものだと思います。これらは自分が主体なので自分で何とかできます。ですが子育ては子どもが関連してくるので、自分ではどうにもならないことや、いつも通りに考えられないことがたくさん出てきます。自分のしたことが子どもの成長に影響すると考えると責任重大です。
他人からの批判は気にしない
幸い誰かから育て方や子どもに対する批判をされたことはまだありませんが、気にしすぎてはいけません。その人は自分たちの何を知っているのでしょう?自分の子どもを自慢したいだけの人もいますし、ただの八つ当たりだってあります。
保育士に文句を言われることもあるようですが、先生だって人間です。他の子どもとの関係性もありますし、自分の思い通りにならなくてイライラすることもあるでしょう。だからと言って子どもを否定するのは良くないとは思いますが…心配ですし悲しいことですが、親だけは子どもの味方でありたいです。
また何にでも口出しをすることが好きな人もいます。気の優しい人は「アドバイスをくれてるんだな」って思ってしまうかもしれませんが、ちゃんとアドバイスをくれる人は批判なんてしません。
子育てをする上で気をつけなければならないこと
危機管理能力をしっかりと持つ必要があります。命に関わることは親が気をつけなければなりません。子どもの安全を確保し、起こりうることを想定し、未然に防がなくてはなりません。そうは言っても誰だって失敗はありますし、ヒューマンエラーは起こるものです。誰かがシェアしてくれているヒヤリハットを見て再確認するのも良いかもしれません。油断と過信は禁物です。
長い目でみて大事なことは何か
目先のことだけにとらわれず、長い目でみて大事なこと・大事にしたいことを考えていきたいです。壁にぶつかった時や悩んでいる時に『子どもにどう育って欲しいのか』というものをブレずに持っていれば、自ずと方向性が見えてくる気がします。まだ具体的ではありませんが、とりあえず本人がずっと幸せでいられるなら何でもいいかなって思ってます。そのための方法を模索していきたいです。
最後に
子どもが幸せになるためには、まず親の幸せが重要です。それぞれ環境は違いますし、難しい場合もありますが、考え方次第で気持ちが楽になることもあります。そんな気持ちに寄り添えることができていたら嬉しいです。