アメリカでも一部の地域で小学校やレストランが閉鎖し始めました。
私たちが利用している保育園(デイケア)でも、「いつ閉鎖になってもおかしくない」という話をされています。友人の通っているデイケアは既に閉鎖されたので他人事ではありません…
そのときに言われてびっくりしたのが、「閉鎖中は料金を払わなくて良い」ということです。それを聞いて私は素直に喜べませんでした。それはつまり先生の給料が払われないということだからです。
先生は以前、健康上の理由で数週間休んだことがあるらしいのですが、そのときも給料は支払われなかったそうです。日本で数年働いたことがある私の感覚では信じられません。しかもこの騒動がいつまで続くかわからないのに!
アメリカでは先進国で唯一、有給制度が法律で定められていないので、相当ホワイトな企業で働いていない限り、雇用主の采配で “休み=無給” になってしまうんですね…
閉鎖するレストランやバーの従業員も支払われないケースが多いのではないでしょうか。自分の立場だったら不安でしょうがないです。
どちらの国も労働事情には全く詳しくありませんが、日本では一定の要件を満たしたすべての労働者に対して有給休暇を付与することが法律で定められているので、今回のように急に休まなければならなくなったとしても、いきなり明日からしばらく給料なしなんてことにはなりにくいのではないでしょうか…?
ここでつぶやいても何にもならないのですが…
とりあえずデイケアの先生には「閉鎖になったら個人的にシッターよろしく!」とだけ言っておきました。
そしたら「ディレクターに話しておくね。他の保護者にも頼まれてるんだ!」って得意げに言ってました。さすが先生、大人気!!病気しない限りは職に困らなそうですね。
医療関係者など、仕事を休めず子供を預けなければいけない人はたくさんいるので需要はあります。州がそういう人向けの緊急時のデイケアを発足させようとしているようですが、まだどうなるかはわかりません。
ハーバード大学やMITなど大学の研究機関も閉鎖の動きが出ています。私の職場でも「コロナウイルス関連と絶対にやらなきゃいけない実験以外はストップして、家で仕事しなさい」と連絡がきました。ミーティングもすべてオンラインです。私は実験がメインの仕事なので、家にいても論文読むとか書くとか考えることしかできません。それでもフルで給料が出るのでありがたいです。
毎日情報がアップデートされるので何だか疲れてしまいましたが、手を洗うなどのできる限りの対策をしてこの騒動が過ぎるのをじっと待つしかないですね。私のボスはコロナウイルスの研究を始める気満々なので、いつ駆り出されるか内心ビクビクしております。
【追記】デイケアは閉鎖され、先生たちは給料が支払われなくなりました。大学はロックダウンしましたが、私はコロナウイルス関連の研究なので仕事続行です。