アメリカで初めて液体ミルクを使ったときは感激しました。
日本で液体ミルクが発売されるようになってから1年ちょっとが経ちました。災害時には必須だと思うので非常に喜ばしいことですが…日本の液体ミルクに関していろいろと思うことがあります。
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日本での液体ミルク事情
日本では2019年3月に液体ミルクの販売が開始されました。しばらくは容器に直接取り付けられる乳首がなかったため、“消毒された哺乳瓶に移す必要がある” というのを聞いて「ん?」って思ってました。
実際にアメリカで液体ミルクを使用している私としては、液体ミルクの良さがほぼなくなったも同然です。
確かに日本の粉ミルクの調乳は煩雑なので、それを考えたら圧倒的に楽ではありますが…災害時にどうやって哺乳瓶を消毒するんですか?
しばらく前にようやく、 “ストローくちに直接差し込む乳首(グリコ)” や “缶に乳首を取り付ける専用のアタッチメント(明治)” が発売・開発されました。
これらは2020年3月現在、グリコのはアカチャンホンポで独占先行販売(グリコ アイクレオ用乳首 ご購入はこちら)。明治のは明治ほほえみミルクらくらくミルク6缶セットに付属する形で2020年春発売予定だそうです。
液体ミルクはそれぞれこちら↓↓↓
でもこれ、そんなに普及するんでしょうか…消毒することを前提に普段使いするならば良いかもしれませんが。グリコのは単価が500円と高く、明治のは結局乳首の消毒が必要です。
災害時を考えたら
- 単価が安い
- 大量に用意できる
- 使用が簡単
- 互換性がある
これらが大事なのではないかと思うのです。
と私が思うのも、アメリカに来て実際に使用している液体ミルクが本当に楽で、災害時にもぴったりだと思うからです。
ちなみに私は2ヶ月齢で職場復帰してから母乳の量が減ったため、母乳とミルクの割合が半々くらいです。夜は主に夫がミルク担当です。
液体ミルクの準備
以上。液体ミルクは室温で保存し、そのままあげられるので10秒もかかりません。
乳首
実はこの乳首、粗末に見えますがすごい優秀です。この乳首は各メーカーごとに販売されていますが、似たようなボトルタイプ(Enfamilなど)ならどのメーカーでも使えてします。なんと搾乳機で有名なMedelaのボトルにもフィットするので、搾乳してそのまま乳首を付けてあげることもできます。値段もまとめ買いで1つ80セントくらい(約90円)。Similacであれば1ケース(4本入り、1本60ml)に1つ乳首が付いてきます。基本的に使い捨てですが、乳首の先が切れるまで何度も消毒しちゃってます(そこは自己責任で)。出生直後から1歳まで使用可能です。
乳首は別売りもしています↓↓↓
我が家での粉ミルクとの使い分け
粉ミルクも日本のとは調乳方法が異なり室温の水で作るため楽なのですが、外出時と夜中は液体ミルクを使用しています。寝るときは液体ミルクを枕元に置いておき、ささっと与え、終わったらその辺に放置して朝捨てます。
価格
我が家が使用しているSimilac Pro-Advanceは、
- 液体ミルク:0.75ドル / Fl oz(2.7円 / ml)
※サンクスギビングセール時:0.62ドル / Fl oz(2.2円 / ml) - 粉ミルク:0.17ドル / Fl oz(0.61円 / ml)
でした。(2019年11月時点、Amazon.com通常販売。リンク先はこちら↓↓↓)
単純計算で液体ミルクは粉ミルクの4.4倍なのでかなり高価ではあります。ですが哺乳瓶の消毒や準備にかかる時間、外出先での衛生面を考えると、我が家のように外出時や夜中だけと決めて使用するのはかなり価値があると思います。また災害などの緊急時の備えにもなります。
日本で普及が遅れたのは大人の事情があるようですが、もっと液体ミルクが安価で使いやすいものになるといいなと思います。